先日、入浴中に突然給湯器の表示が「632」となってエラーしてしまいました。
どうも追い焚きが出来なくなった様で、エラー内容は「循環ポンプエラー」となっていました。
今年で14年使用してきましたが、不具合は初めてです。
ともかく給湯器を見てみました。
とりあえずこのモーターに電圧が出ているか確かめました。
スイッチを入れても何の音も変化もありません。装置が全く動作していない感じです。
端子電圧もまったくありません。
内部のごみの具合も確認するためと思い、ポンプをはずしてみました。
それと単体動作するのか?
カバーを外して分解してみます。
カバーは水の通り道になっています。中にはステンレスの遮蔽板とゴムパッキンがサンドされて
いました。このゴムパッキンがなんだかボロボロになっているように見えます。
しかしよく見ると水垢のような堆積した細かいゴミのようで、ゴム自体は
ちぎれいてる所は少しだけでした。
水の中でゴムパッキンについたゴミをきれいに指で落として、もどします。
この状態でポンプ単体でAC100Vを印加。回転するかチェック。
きれいにしたゴムパッキンと洗い落した堆積ゴミ。
ゴムパッキンの内部の開口部分が劣化してちぎれ気味になっています。
ここまでの結果では、このポンプが動作しないとは思えない。添付してたあった分解説明図と
動作フローをじっくり見てみると、ポンプが動作する前に、水流センサーがOFFであることを
確認している。このセンサーが非常に怪しい。
このセンサーがありました。
奥なので循環ポンプは外しておいて正解。
ちょっと手が入りづらいですが、流水センサーを外せます。
センサーを外して中を拝見。
おっ。さっき循環ポンプの中にあったゴムパッキンに付着していた
ゴミではないか!しかもデカイ。
ごみを取り除いてセンサーの動きを確認。
これが外側のリードスイッチ(磁力で接点がONになる)をON/OFFして水の流れの有る無しを
検出しているようです。
すべて元に納めて風呂の追いだきチェック。
正常に動作しました。
今日は安心してお風呂に入れそうです。
機械に添付してあった分解整備図面がとても役に立ちました。
エラー表示のシーケンスまで記載されていたので非常に良かった。
しかし、もうそろそろ買い替えの時期かもしれないけど、うちは二人しかいないので
年数の割にはかなりきれいな方かもしれません。
循環ポンプのゴミをきれいに取り除けば、結構イケそうな気がします。それに、ポンプのごみは
ポンプの納まり場所からしてその状態で掃除ができそう。風呂釜洗浄剤の前に
ここを掃除しておくのはかなり有効と感じました。
家の石油給湯器も循環ポンプが動作しなくなって、放置してあります。
(高温で差し湯ができるので、あまり困ってなくて)
同じく14年経過だし、メーカー撤退(トヨトミ)したので、修理部品も期待できないですね。
フルオートでは無く、機能が少ないのでマイコンが壊れない限り、電気部分は適当になんとかなりそうですが、メカ部分は駄目そうです。
直す時の参考にさせていただきます。
それでは。
わたなべ さん
やっぱりこのあたりが最初にダメージ受けるのでしょうか。モーター関係は所詮消耗品ということでしょうね。
メーカーは新しい物を買ってほしいでしょうけど、使えるものは
使いたいですし、愛着があるものもありますしね。
なるべく直して大事に使いたいものです。それがエコって事の基本ではないでしょうか。
いつもご意見ご感想ありがとうございます。
しかし、UBS26は維持が大変になりそうです。ガソリンだけでも
価格が下がってほしいところです。
・・・エコとは逆行しているかぁ・・・