マイコンはESP32を使用、自宅のルーターへWiFiで接続しています。ルーターの設定で外出先からこの装置にアクセスしてエアコンのON/OFFを制御しています。エアコンがONなのかOFFなのかは、エアコンのパイロットランプをフォトセンサーで感知して表示させています。
前回のこの装置には温度と湿度を測るセンサーを付けてブラウザの画面に、温度 湿度 を表示していました。今回は温度・湿度に加えて気圧も計測できる「BME280(Bosch社製)」センサーを付けました。
測定値を装置に内蔵したLEDで表示しました。家では装置の前に来れば現在の温度・湿度・気圧が確認できるようになりました。カラーLEDは透明樹脂板で覆っています。なかなか良いスモーク透明樹脂板がなかってので写真は透明下敷きに自動車用のスモークフィルムを透明下敷きの両面に張り付けてみました。ちょっと暗めでいい感じですが、もっと明るくても良いかもしれません。
センサーをケースの外にL字型のカバーで出して、装置の電子部品などから出る熱の影響を受けづらくしています。センサーカバーは3Dプリンタで製作しています。センサーケーブルが通せるように中空の構造で、装置ケースにΦ5のねじを切って取付ています。
使用した3Dプリンタは光造形のタイプで、かなり微細で高精度の部品を作れます。最近は積層タイプの3Dプリンタは使わずこちらの光造形で作ることが多くなりました。ねじなど積層タイプでは難しいものも実用レベルで作れるのは大変魅力です。
電気的には、センサーのBME280はI2Cで接続、表示LED(ST7735)はSPIで接続しています。ベースになる基板とそこに搭載するESP32基板は弊社製です。ベース基板には、センサーや表示器など外部とのアクセス用にマイコンのポートをコネクタへ引き出してあります。回路図を示します。
(今回の更新用に調整の為一部パターンカットやジャンパなどもあり)