電子回路部品の極小化でハンダ小手でのはんだ付けもだんだん難しくなりました。
それを受けて部品実装の改善に取り組もうと思います。まずは、糸ハンダでのはんだ付けを
クリームはんだにしてみたいと思います。
クリームはんだでのはんだ付けは通常、リフロー槽で行いますが、ハンダ小手を当てるか
オーブントースターなどを利用して行えるか試してゆきたいと思っています。
その前に、プリント基板の部品パッドにクリームはんだをどう載せるかを検討。結果、まずは
銅板をエッチングしてメタルマスクを作ってみようと考えています。
エッチング工程の検証
・回路図のプリント版パターン図(部品パット)をOHP用の透明シートに印刷
・銅板(厚0.1mm)にポジ型フォトレジスト(感光剤)を塗布
・パータンOHPシートを銅板に重ねて紫外線露光機にてパターンや着付け
・銅板を現像
・銅板を腐食液(塩化第二鉄溶液)に漬けて、不要部分を溶かしメタルマスク作成
・銅板メタルマスクを実装基板に重ね合わせ、クリームはんだを塗布
・実装基板に部品を載せる
・実装基板の部品パッドにハンダ小手を当てる。またはオーブンでリフロー
ざっと上記の作業を行うことなると思います。
上記ではメタルマスク作成で書いていますが、同じ工程でプリント基板作成もできるので
今後の回路試作など用途は非常に多いと考えています。
フォトレジスト:FPPR No.200(冨士品工業) ・・・ 6,930円
現像液:FPPRD(冨士品工業) ・・・ 1,220円
これは高価だけど必需品のため購入。
腐食液:塩化第二鉄溶液 ・・・ 1,512円
近くの画材店で購入。送料・手数料かからず最安値。
エッチング装置:ES-10(サンハヤト) ・・・ 6,615円
エッチング用の水槽は既製品。よく出来ていそうなのと値が張らないので購入。
紫外線露光機は既成品が高価なので自作とします。
うちに余っていたコンパネの半分90cm X 90cmで制作予定。
あまり大きくなければ制作可能と思います。
今回の露光機は30cm X 20cm のサイズが露光できれば
OKと考えています。
準備完了したところから制作に取り掛かります。
まずは紫外線露光機から。
そこまでやるのって感じですね。
ただ、Pbフリーのはんだは温度範囲が狭いので、大変だと思います。
基板の改版のたびに、温度プロファイルを取るために何枚か無駄にしてます。
わたなべ さん
どこまでやれるかまだまだわからないですね。
ただ、基板実装の工程を実際やってみてどこまでできるか
まずは試してみたいと思います。
おっしゃる通りはんだ付けはノウハウがたくさんあることは聞いております。
何か参考になることがあればいろいろ知りたいと思いますので
今後ともよろしくお願いします。
エッチングについては基板制作以外にも使えそうなので
こちらのノウハウも取得して行ければと考えていますが・・・
どうなる事でしょう?!