この部品はガラスと窓を上下する可動部品とを合体させるプラスチック部品で、ガラスをはさんで接着され
可動部とはボルトで固定してあります。
この部品が破損するケースを経験している方が私だけではない様なので、1年以上前の事でしたが
改めて記事にアップして置こうと思いました。
この部品は、ディーラーで注文できるか聞くと「窓ガラス」としてしか入手できない事を告げられます。
この形で購入するとたぶん2万数千円の出費となります。このことで自力解決の決意を固める事になりました。
ガラスを挟んでいた片方の爪が根元から折れています。
まずは、折れた爪を接着剤で治して、再びガラスを挟んで
そこをシリコンコーキングで接着固定してみました。
しかし程なくして同じように破損してしまいました。
思っていたより窓を閉める力は強く、またこの部品に掛かる横方向
の力が強いのを感じました。
意を決して、今度はアルミ板から部品を削り出して見ました。
このアルミ部品にシリコンコーキングを十分塗って、ガラスと接着する事で元の窓ガラスの動作が出来る様になりました。
しかし、今度はこのアルミで作った部品とは反対側にもともとあるプラスチック部品(同形状)が、
前回と同じように破損してしまいました。
今度は、アルミから削り出す気力がなかったので、L型アルミ板を組み合わせて同じ機能を実現出来るか試す事にしました。
これは、ガラスを挟む隙間が広くなってしまいましたがシリコンコーキングを充填させる事でガラスとの接着はうまくいったようです。また、今回はガラスとの接着強度を上げる為に、できる限り
広い範囲のガラスと密着できる様に、部品のガラスを挟む面を長く加工しました。ただしこうする事により、窓ガラスがドア内部の部品と干渉しないか十分確認しなくてはなりません。下手をするとガラスそのものを破損知するかもしれないので。
シリコンコーキング剤を乾かすときは、窓ガラスを閉めた状態にして丸一日そっとしておきます。
この処置をして、現在まで1年以上問題なく動作しています。・・・窓を開閉するときは気を遣っていますが・・・・
いろいろ考えたのはガラスと加工部品とを弾力性のあるゴムみたいな物で接着することでした。
エポキシ系の様なカチカチになる接着剤だと、どこかに力が集中してまた破損する様に思います。
その点シリコンコーキング材は最適だったのかと思います。
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