前月の車検時、リアのブレーキパッドが1mm無いとの事で交換する事を勧められました。
車検を受けたところで交換して頂くと工賃がかかるので、いつも通り自分で交換する事を告げて
検査を通してもらいました。
車検では制動能力が確保されていればOKと言う事で、冬タイヤから夏タイヤへ履き替えるときに
実施すると事にしました。
ビッグホーンってリアブレーキもベンチレーテッドなんだね。
この重さとパワーなら当然なのかなぁ。
固着していたりするので力がいりますが、メガネレンチを
きっちり掛けていないとすぐナメてしまいそうなボルトなので
注意が必要。
上側のスライドピンを中心にキャリパーを上に跳ね上げられます。
ひもで吊しておきます。
両手が自由になったところでディスクローターに
寄り添っているブレーキパッドを外します。
内側(見えない側)のパッドには取っ手のようなピンが
付いていました。
ディスクパッドを外したところです。
ここがパッドを押す事でディスクがパッドと摩擦してタイヤの回転を
止めようとします。
周りにはグリスが付いています。
ピストンはブレーキを掛けていないときにわざわざ引っ込んだり
しないので、パッドが摩耗した分出っ張っています。
この状態で新品の厚みのあるブレーキパッドを装着すると
跳ね上げてあるキャリパーは定位置に収まりません。
このピストンを、クランパ(物を挟んで固定するヤツ)を使って
ピストンを押し戻すときには、なるべく均等に力がかかるよう
さっき外したブレーキパッドをあててクランパで挟みます。
ゆっくりクランパのねじを締め込んで行きます。
途中、念のためエンジンルームを開けて、ブレーキオイルの
リザーバータンクの量を確認します。オイルの量が多めだと
ブレーキピストンを押し戻した時に、ブレーキオイルがタンクから
溢れる恐れがあるためです。
自動車によってはピストンをねじりながら押し戻す
タイプもあります。(初代のPajeroがそうでした)
新しいパッドを装着します。
パッドには薄い金属の板が2枚キャリパーとの間に
挟んであります。これにもグリスを塗りました。
上側のスライドピンを抜きます。
キャリパーはブレーキホースでのみ車体とつながった状態。
上側のスライドピンの摺動部分があらわになるので
この部分のグリスを綺麗に除去。
スライドピンの摺動部分にグリスを塗ります。
最初に外した下側のスライドピ
ン。
これも、古いグリスを綺麗にして、改めてグリスを塗ります。
キャリパーを定位置へと戻します。
下側のスライドピンの穴位置を合わせて、スライドピンを
挿入しねじ込みます。
少しねじ込んだ状態。
最後に下側のスライドピンをレンチで締めます。
左側のブレーキパッド。
内側のパッドだけが極端に薄い。
スライドピンの動きが悪いのか?
こちらの厚みはほぼ均等。
まだまだ使えそうな感じ。
この後、当然タイヤ交換。
そしてついでにもう一台の軽のタイヤも交換。
現在、筋肉痛となっております。
今回の費用は、自動車修理工場でリアだけパッド交換したときの費用より
5,000円安い。おまけに、今回の部品代にはフロントパッド分も含まれているので
正味10,000円以上の価格差がありました。
でも、この作業すべて自己責任で行わなくてはなりません。当然ですが。
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